【CJC】中国が「宗教」を主要課題として共産党中央が直接取り組む姿勢であることが明らかになった。
中国国務院(政府)国家宗教事務局がこの3月、中国共産党中央統一戦線工作部(中央統戦部)に吸収された。
2009年以来、国家宗教事務局長を務めていた王作安(ワン・ツォアン)氏(59)は新体制の下で留任、さらに副首相格と見られている中央統戦部副部長に昇任した。
今回の王氏昇任は、「宗教監視」を国務院を通じてではなく、党中央が直接行うことで強化するとの意思表示であり、その対象がキリスト教とイスラム教という「西側宗教」にあることは確かで、指導者としての地位を固めた集近平国家主席の意向に沿ったもの、とカトリック系「アジア・ニュース」などは見ている。