「それは、あなたがたが、非難されるところのない純真な者となり、また、曲がった邪悪な世代の中にあって傷のない神の子どもとなり、いのちのことばをしっかり握って、彼らの間で世の光として輝くためです。そうすれば、私は、自分の努力したことがむだではなく、苦労したこともむだでなかったことを、キリストの日に誇ることができます」(ピリピ2:15、16)
与えられた信仰を整え直すには、信仰生活の7原則を見直す必要があります。先週は、まず礼拝を大切にしようとお話ししました。今日は2番目、聖書の御言葉に焦点を当てたいと思います。あなたの普段の生活の中に、聖書を読む習慣が根付いていますか。自分の心に取り入れていますか。聖書は置物やお守りではありません。生きたお言葉として、私たちの人生に働くことが大切です。その聖書、御言葉とは何か探ってまいりましょう。
1. いのちの言葉を語るイエス
ペテロはヨハネ6章で「あなたは永遠のいのちの言葉を持っておられます」と語っています。イエスは、弱く滅びゆく私たちを、十字架で贖(あがな)い、救ってくださいました。そして、神の子として生きるよう、いのちの言葉を語ってくださいました。だから、信じる私たちは、イエスのいのちの言葉から学びたいのです。百人隊長は異邦人でしたが、信仰の肝所を掴んでいました。「おことばをいただかせてください。そうすれば、私のしもべは必ずいやされます」と告白し、その信仰を誉められました。イエスの中には、私たちを生かす、いのちの言葉がある、これを感謝し、「アーメン」と受け止めたいと思います。
2. 使徒たちもいのちの言葉を語った
使徒5章にあるように、全世界に福音を宣べ伝えた使徒たちは、大きな迫害に遭(あ)い、牢屋に閉じ込められ、もはや命が終わるのではないかという時もありました。しかし、主は御使いを送り、さあ、町の真ん中、宮の真ん中に立ち、いのちの言葉を語りなさいと励ましたのです。初代教会、本来の教会は、いのちの言葉を語りました。彼らは、イエスの証し、十字架のよみがえり、聖霊の油注ぎを通して、いのちの言葉であるイエスを伝えることを使命としました。教会は今も、神の御言葉、いのちの言葉を語ります。礼拝の中で、いのちの言葉をいただきましょう。
3. イエスご自身がいのちの言葉
ヨハネ1章には、言葉は神と共にあり、言葉は人となって、私たちの間に住まわれたとあります。つまり、イエスご自身がいのちの言葉なのです。多くの宗教がありますが、聖書の神が決定的に違うのは、語り掛ける神だということです。だから、お言葉が重要なのです。神の言葉として、聖書を受け止め、聖書に親しんでください。そして、神は私に何を語っておられるか、神のみこころを知り、いのちの言葉を引き出してください。あなたが何かにチャレンジするとき、病から癒やされたいとき、問題から脱出したいと願うとき、聖書を読み、その中から鍵となる御言葉を見つけ、暗唱してください。そして、何度も告白し、必ず約束が実現すると祈ってください。
私自身、小学生の終わり頃から、神のお言葉が、私を支え、強めてくださいました。今は、「神によって、私たちは力ある働きをします」という詩篇60:12の御言葉に励まされています。神の御言葉をしっかりと学び、心の中に刻みつけていこうではありませんか。「あなたのみことばは、私の足のともしび、私の道の光です」(詩篇119:105)。この1年、神の御言葉との向き合い方を Brush Up! 神の御言葉に親しみ、暗唱聖句を大切にしてください。そすれば、どんな暗闇でも迷うことなく歩むことができます。
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