「私は聖書を、神が人間に下さった最高の贈り物と信じている」(『100人の聖書』97ページ参照)
力強い言葉です。重い響きのある言葉です。この言葉を語った人物こそは、皆さんがご存じのアメリカ合衆国第16代大統領であり、奴隷解放宣言をしたエイブラハム・リンカーンという男です。
彼は開拓民の息子として生まれ、苦学の末に弁護士となり、失恋や落選、そして病気など、襲い掛かるさまざまな困難を乗り越え、アメリカ合衆国大統領に就任し、奴隷解放を実現した偉大な人です。歴代アメリカ合衆国大統領のランキングでは常に上位に入り、「最も偉大な大統領」と考えられることが多い人物です。
皆さんは、神という存在を信じていらっしゃいますか。「信じていない」と言われる方は、ぜひ知っていただければと思います。エイブラハム・リンカーンは、上記の言葉から分かるように、神という存在を信じていました。その神こそは、キリストの神様でした。
神という存在は、人間が最初にお賽銭(さいせん)を投げ込んで、パンパンと手を打ってお願いするからご利益を下さるようなものなのでしょうか。時々、箱みたいなものをかついで、町を歩き回るようなものでしょうか。
違います。リンカーンが信じた神、キリストの神様は、そのようなけち臭い、自分で動けないような神ではありません。キリストの神様は、まず最初に自分が動いて、人間という存在に最高の贈り物を下さいました。
それこそ、聖書です。キリストの神様は、人間に必要な書物を与えました。リンカーンが、そして皆さんが求める前に、キリストの神様の方から、聖書という本を贈ってくださったのです。
この本のことを、あのエイブラハム・リンカーンは「神が人間に下さった最高の贈り物」とまで言ったのです。その贈り物を読んで、学んで、研究してこそ、リンカーンのような偉大な働きを成す器が形成されました。彼故に、どれほど多くの自由なき人々に自由が与えられたことでしょう。
今週から3連休、お休みをもらっている方も多いと思います。米国を代表する大統領であったエイブラハム・リンカーンが「最高の贈り物」とまで言った聖書を、この機会に読んでみませんか。
神様という存在からの最高の贈り物を読むという、最高の連休をお過ごしください。
(聖書購入の際は、新改訳聖書・新共同訳聖書、または、新約聖書のみのタイプならば新和訳・新約聖書翻訳委員会訳の聖書をお薦めします)
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【書籍紹介】
篠原元著『100人の聖書』
本書を推薦します!
「他の追随を許さない数と挿話」
――奥山実牧師(宣教師訓練センター[MTC]所長)
「牧師の説教などに引用できて便利」
――中野雄一郎牧師(マウント・オリーブ・ミニストリーズ)
「聖書に生きた偉人たちの画廊」
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