Skip to main content
2026年6月24日22時50分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際
  3. 欧州

アンゲラ・メルケル、ドイツ首相に4選確実 旧東独の牧師の娘としてどんなキリスト教信仰を持っているか

2017年9月25日07時00分
  • ツイート
印刷
関連タグ:ドイツ
アンゲラ・メルケル、ドイツ首相に4選 東独の牧師の娘としてどんなキリスト教信仰を持っているか+
ドイツのアンゲラ・メルケル首相(写真:Aleph)

ドイツ連邦議会(下院)選挙が24日、実施された結果、アンゲラ・メルケル首相が4選される公算が大きくなった。戦後のドイツで総選挙に4度勝って長期政権を築いたのは、ヘルムート・コール(在任1982~98年、16年間)とメルケル(同2005~、現在12年間)だけ。メルケルの国民からの支持率は60~70パーセントと高く、安定している。メルケルは46歳でドイツキリスト教民主同盟(CDU※)の党首となって、51歳から首相を務め、現在63歳だ。

英国のテリーザ・メイ首相が誕生するまでは、欧州各国首脳が居並ぶ中で1人、カラフルなジャケットに身を包んだ女性リーダーとしてよく知られてきたメルケル。その容貌から「ドイツのお母さん」とも呼ばれる親しみやすさを感じさせるが、彼女はいったいどのような人物なのだろうか。

メルケルは1954年、ドイツ北部のハンブルクに牧師・神学者の長女、いわゆる「パスターズ・キッズ」として生まれた。「アンゲラ」とは「天使」(エンジェル、アンジェラ)という意味の女性名。生後間もなく、父ホルストがベルリン=ブランデンブルク福音主義教会(現ベルリン=ブランデンブルク=シュレージシェ・オーバーラウジッツ福音主義教会※)の牧師として東ドイツに赴任することになり(東ドイツの牧師が不足していたため)、両親と共に東ドイツへ移住する。そしてメルケルは、東西ドイツが統一される90年、36歳まで共産主義下の東ドイツで暮らした。

ゲーテやニーチェなどを輩出したライプチヒ大学で物理学を専攻し、後に博士号を取得した「リケジョ(理系女子)」だ。在学中の23歳で学生結婚をするが、4年後に離婚。ベルリンの科学アカデミーに就職し、そこで知り合った現在の夫(フンボルト大学ベルリン教授)と98年に再婚している。

母親がラテン語と英語の教師をしていたこともあり、メルケル自身も英語やロシア語など語学に堪能で、あらゆる資料を読みこなして理解するほど頭の回転が速いといわれる。一方、運動が不得意で、体育の授業でプールに飛び込むとき、授業終了間際まで45分間、水面を見つめ続け、やっと飛び込んだというエピソードは有名だ。「わたしは決定的な瞬間には勇気が出るけれども、かなり長い助走期間が必要なのだと思っています。事を起こす前になるべくたくさん考え抜きたい」(エブリン・ロール『女性宰相』未邦訳。佐藤伸行『世界最強の女帝メルケルの謎』文春新書)

メルケルが政界に転じるのは89年、ベルリンの壁が崩壊してドイツが再統一される直前のこと。翌年、CDUから連邦議会選挙に出馬して初当選する。メルケルはコール首相の後ろ盾を得て、第4次コール政権の婦人・青年担当大臣に初当選ながら抜擢される。94年の第5次コール政権では環境・自然保護・原子力安全担当大臣に就任。98年、コール政権が終わりを告げると、下野したCDUの幹事長となる。そして、2000年、党首となり、05年、初の東独出身の女性首相が誕生するのだ。

15年、メルケルは大量のシリア難民のドイツ移入を許可した。トランプ米大統領が難民の入国を禁じたのとは好対照だ。しかし、その後、アラブや北アフリカからの難民が起こしたケルン大晦日集団性暴行事件なども影響して支持率は急落、メルケルは最大の政治的危機にさらされる。一方、ナチスによるホロコーストの十字架を背負うドイツ国民にとって、「人道国家」として称賛を受けたことは大きな誇りでもあった。

「二〇一六年にドイツ社会が難民問題で揺れ動き、並行して極右勢力の排他的で不寛容な政策が力を持つかに思えた時に、ルター派の牧師の娘として生まれた、キリスト教民主同盟のアンゲラ・メルケル(一九五四~)ドイツ連邦共和国第八代首相が、その動きを強く否定したのは、このこと(プロテスタンティズムの伝統として、異なる立場との共存と、それからの逸脱について「否」を言うこと)と深く関係している」(深井智朗『プロテスタンティズム』中公新書)

また、物理学者として原子力の安全性と必要性を主張してきた原発推進派だったが、福島原発事故後、メルケルは「日本の出来事から分かるのは、科学的にあり得ないとされたことが起こるということだ」と語り、政策を180度転換した。「問題は私たちが変われるかどうかではなく、どれだけ素早く変化できるかどうかだ」として、事故の3カ月後には連邦議会で、2022年末までに原発完全廃止を決定している。

メルケルが次世代に負債を負わせないよう緊縮財政政策をとってきたことにより、ドイツは2015年に赤字国債の発行を停止することができた。

「ある神学者は、メルケルを『ルーテル主義の政治家』と呼んだ。メルケルの行動原理はプロテスタンティズムの労働倫理とプロイセン的義務の観念から説明できるという。メルケルが・・・ユーロ危機に際して見せた『緊縮策』という名の倹約への情熱、国家もまた自己鍛錬と自己改善によって危機を脱することができるという信念はプロテスタンティズム的だ」(佐藤、前掲書)

メルケルの好きな聖書の言葉は、「すべてを吟味して、良いものを大事にしなさい。あらゆる悪いものから遠ざかりなさい」(1テサロニケ5:21~22)。自分のどんなところがプロテスタント的かとの質問には、「個々人の自己責任に高い価値を認めるところ」と答えている(モーリッツ・フォン・ウースラー『インタヴューズ』三修社)。

また、2015年、南ドイツ新聞のインタビューには次のように語っている。

「私はルーテル派の牧師である父親のもと、プロテスタント信仰の中で育てられ、一時は神の存在を疑うこともあったが、いつも信仰に立ち返ってきた。キリスト教信仰は今も私の人生の中心的な役割を担っている。私だけでなく多くの人にとって信仰と宗教は、人間としての聖なる尊厳だ。私たちは神の被造物であり、そのことが私たちの政治的行動を導いている。神に対する私の信仰は、さまざまな政治的決断を助けてくれる」

※ドイツキリスト教民主同盟(CDU)は中道右派で、中道左派の社会民主党(SPD)と並ぶドイツの二大政党の1つ。メルケルも、彼女を育てたコールも同党党首であり、西ドイツの初代連邦首相を49~63年にかけて14年間(3選)務めたコンラート・アデナウアーも同党初代党首。

公共放送ARDが日本時間25日未明に発表した出口調査によると、それぞれの投票率は、CDUとバイエルン・キリスト教社会同盟(CSU)の統一会派が32・9パーセント、SPDが20・2パーセント、その他、新興右翼政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が13・3パーセントと続く。

CDUの党員の半数はカトリック(戦前のカトリック政党である中央党の流れを汲むため)、3分の1がプロテスタント(福音主義教会、つまりルーテル派)、残りがノンクリスチャンという構成だ。ちなみに、ドイツにおけるプロテスタントとカトリックの人口の割合はいずれも30パーセント前後。日本のように自らの意志で洗礼を受けるのではなく、プロテスタントの家に生まれればプロテスタントの教会員となる。CDUはキリスト教民主主義、自由主義、社会保守主義を基本綱領の中心に置いている。

※ベルリン=ブランデンブルク=シュレージシェ・オーバーラウジッツ福音主義教会(EKBO)はドイツ福音主義教会(EKD)を構成する20の加盟教会(州教会)の1つ。本部はベルリン。

関連タグ:ドイツ
  • ツイート

関連記事

  • ドイツ議会が同性婚の合法化を可決、メルケル首相は反対票 カトリック教会は遺憾表明

  • メルケル独首相がバチカン訪問、教皇と会見

  • 訪中のメルケル独首相、広州の甘俊邱司教と会談

  • ドイツ福音同盟、総選挙を前に呼び掛け 「候補者と対話を」

  • ドイツ保守政党がキリスト教重視の移民政策打ち出す

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 救世軍清瀬病院が来年3月末で閉院、診療は今年11月下旬めどに終了

  • Gゼロ時代の津波石碑(10)【久保有政氏に聞く】仏教とキリスト教のつながり(前半) 山崎純二

  • 旧統一協会の解散命令が確定、最高裁「必要でやむを得ない」 特別抗告を棄却

  • 日本キリスト教海外医療協力会、新会長に柳澤理子氏 椙山女学園大学教授

  • 日ごとのパンを求めて―ジョージ・ミュラーの生涯(6)フランケの「孤児の家」

  • 神学の限界と突破口(5)第1章 主な論争と解決─「聖霊論」の論争 三谷和司

  • 「重要な希望のしるし」 世界教会協議会のピレイ総幹事、米イラン覚書を歓迎

  • ワールドミッションレポート(6月24日):メキシコ カルテルと伝統の狭間で─暴力に耐えるキリストの弟子たち

  • ワールドミッションレポート(6月23日):東アフリカ 迫害国家への「逆流」─帰国者とアフリカ人宣教師③

  • ワールドミッションレポート(6月19日):インドのムンダス族のために祈ろう

  • 国旗損壊罪の創設に反対、日本キリスト教協議会が声明

  • Gゼロ時代の津波石碑(10)【久保有政氏に聞く】仏教とキリスト教のつながり(前半) 山崎純二

  • 旧統一協会の解散命令が確定、最高裁「必要でやむを得ない」 特別抗告を棄却

  • 聖書原語への招き─霊に燃え、主に仕えるために(11)パン種の譬えで示す神の国 白畑司

  • 救世軍清瀬病院が来年3月末で閉院、診療は今年11月下旬めどに終了

  • 神学の限界と突破口(5)第1章 主な論争と解決─「聖霊論」の論争 三谷和司

  • 両足に6本の指持って生まれた少年、キリスト教慈善団体の医療支援受け走れるように

  • トランプ氏のイラン戦争と移民政策、福音派で評価二分 否定的回答が半数超える

  • 「世界難民の日」 ワールド・ビジョンが8カ国で調査 子ども守る「自立」の重要性訴え

  • 中国当局、秋雨聖約教会の礼拝を摘発 信徒33人を拘束

  • 国旗損壊罪の創設に反対、日本キリスト教協議会が声明

  • 米メガチャーチがビーチで洗礼式、過去最多の2552人が受洗

  • 着工140年以上のサグラダ・ファミリア、主塔「イエスの塔」完成 NHKが特番

  • 「聴く隣人のいるところ」 キリスト教高校の1年間が伝える「自由とは何か」問う大切さ

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(250)未信者とセカンドチャンスに潜む大きな課題 広田信也

  • 神学の限界と突破口(4)第1章 主な論争と解決─「贖罪論」の論争 三谷和司

  • 戦後のキリスト教ブームの中で生まれた口語訳聖書、今にも生きるキリシタン時代の聖書訳

  • 聖書全巻の翻訳、800言語で完成 飛躍的に加速する聖書翻訳

  • 「祈りなくしてリバイバルは起こらない」 日本リバイバル同盟が創立30周年

  • 「ありがとう」か「あたりまえ」か 佐々木満男

編集部のおすすめ

  • 「今、求められているのは、慰めと癒やし」 能登被災者支援でゴスペルコンサート

  • 「祈りなくしてリバイバルは起こらない」 日本リバイバル同盟が創立30周年

  • 芥川賞作家の鈴木結生氏らが登壇、青山学院大学で口語訳聖書刊行70周年記念講演会

  • 四国の教会が教団教派超え一致 「愛と希望の祭典・四国」閉幕、延べ3千人以上が参加

  • 「あなたの人生は、必ずよみがえる」 第63回首都圏イースターのつどい

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • Threads
  • RSS
Copyright © 2002-2026 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.