【CJC=東京】教皇ベネディクト十六世は、カステルガンドルフォの離宮で7月25日、イラクのヌーリ・マリキ首相と初めて会談した。
バチカン放送(日本語電子版)によると、会談では特にイラク国内外の数多い難民の問題が取り上げられ、これら難民の帰国・生活復興をも見通した支援の必要が話し合われた。
また、連日のようにイラクの各地が暴力に襲われ、キリスト教共同体はじめ、多くの市民がさらなる治安向上を求めている状況に対し、止むことのない暴力に改めて強い非難が表明された。
マリキ首相は教皇をイラク訪問に招待した。同首相は教皇との会見に先立ち、教皇庁国務長官タルチジオ・ベルトーネ枢機卿および外務局長ドミニク・マンベルティ大司教とも会談した。