「我々の愛する神と隣人」会議が米イエール大学で7月28日から31日にかけて開催され、世界各国からキリスト教、イスラム教の両宗派の指導者ら140人が参加した。
会議ではキリスト教‐イスラム教間の「共通の言葉」について対話がなされ、それぞれの信仰に共通する神と隣人に対する愛に基づく、信仰の違いを超えての対話の継続と、信教の自由を支持することを確約する、との共同宣言が出された。
この会議は、昨年10月に主要なイスラム教学者138人が世界中のキリスト教指導者らに宛てて出した声明「私たちとあなた方の間の共通の言葉」を受けたもので、声明はローマ教皇、正教会総主教14人、東方正統教会の首長5人、カンタベリー大主教、ルーテル世界連盟議長、バプテスト世界連合議長、世界メソジスト評議会総幹事、世界改革教会連盟総幹事、世界教会協議会総幹事ほか、「あらゆるキリスト教会指導者」に宛てられ、作成に3年以上費やされたとされている。
この声明を発表したイスラム教学者らは、昨年12月にもクリスマスを祝福する異例のメッセージを発表している。