「大嘗祭(だいじょうさい)」の深夜・・・突如、Xの観音像から、すごい噴射音と共に「天地統一」の合体パワー!?が流れ出した、ということで、「地球のステージが上がった! これからもっと良い事がドンドン起こる!」とY氏から言われた私たちは、胸躍らせ、ますますお墓参りや観音崇拝に精を出しました。今思えば、「罪深いことを派手にしていたものだ」と、ゾッとします(^_^;)
十戒の「あなたは、自分のために、偶像を造ってはならない。上の天にあるものでも、下の地にあるものでも、地の下の水の中にあるものでも、どんな形をも造ってはならない。それらを拝んではならない。それらに仕えてはならない」(出エジプト20章4、5節)を豪快に破り、罪の更新をしていたのですから(苦笑)・・・。あのまま知らずに続けていたら、3代・4代まで、とんでもない「報い」を受けていたことでしょう。あらためて、救ってくださった「イエス様」に、心から感謝します!
「Xのお告げ」は、「地上のステージ上昇とは、この世が“7”から“8”に上げられたこと」というものでした。「7」はラッキーナンバー&完全数、「8」は末広がりをうまく引用していたと思います。Y氏は「18は、“あなたの十八番(おはこ)をやってください”と言うように、宇宙で最も最高の数なのよ」とも語りました。ですから、「波動」をもらう順番札の「18番」が当たると、信者さんたちは皆、歓喜の声を上げていたのです。
また、童謡「かごめ」は、2千年前にX神が現れることを歌った大変予言的なものだ、と説明されました。
「あれは、天と地が合体したことを告げる歌なのよ。♪かごめ、かごめ~♪の“かごめ”とは“籠の目”のこと。籠の目の形は、上向き三角と下向き三角が合体した形(ヒランヤ)になっているでしょ。あの形は、まさに“天と地”が1つになったことを表すの。
♪かごの中の鳥は、いついつでや~る♪は、その“合体した神様”に、いつ私たちは出会えるのか?・・・♪夜明けの晩に~♪・・・世を明るくする出番(晩)が来たときに・・・♪鶴と亀がすべった~♪・・・鶴は天を指し、亀は地を指す。それが“すべる”とは、“統べる”・・・つまり“統一される"という意味。
そして“後ろの正面”は背中・・・つまり背後にいるのは誰?・・・それは“ご先祖様”・・・そのご先祖様が眠っているところは何処?・・・お墓でしょ~! だから、お墓は人間にとって命の源なんです! 」と、「あんたがたどこさ」のように説いたのです。
この話は、それ以来、事あるごとにY氏が話していたのでよく覚えています。聖書を知り、聖書に記されていることが「真理」だと分かった今なら惑わされませんが、当時の私は、さすがにここまでの説得力で解説されると、「なるほどぉ~!! 」と大いに感心してしまい、ますます深く信じてしまったのです。
しかし、このあたりからすぐ、「目に見える世界」でドンドン悪い方向に向かっていれば、「ここは違う!」と早めに悟り、やめられたと思うのですが・・・「闇の敵」はなかなか狡猾(こうかつ)で、しばらくの間、私の仕事を良い方向へと向かわせたのです。「にせキリスト、にせ預言者たちが現れて、できれば選民をも惑わそうとして、大きなしるしや不思議なことをして見せます」(マタイ24:24)と記されているように・・・。
その1つが、「自分には絶対無理!」と怖くてずっと逃げていた、テレビ朝日系「独占!女の60分」から、再びオーディションのオファーが来たことでした。それは、当時、毎週土曜日の正午から放送されていた、出演者全員女性だけのバラエティー番組でした。
初代メイン司会は「水の江瀧子」さん、ご意見番に「宮城千賀子」さんら大御所女優陣が出演され、「アタッカー」という呼称のレポーター陣が、体当たりの体験レポートをし、それをクロマキー(背景にVTR映像が投影される)を背に、公開スタジオの生放送で、面白おかしく軽妙にレポートする・・・という、かなりハードでパンチの効いた演出で人気を誇っていた、ご長寿番組でした。
その後、月~金の帯番組となり、タイトルも「お昼の独占!女の60分」と一新! お昼の視聴率合戦に勝負をかけることが決定し、大量のアタッカーが必要となったという訳です。
オーディションは、局側から提示された、今まで放送されたVTRの中から1つを選び、その映像を見ながら、自分が体験してきたようにレポートする・・・というものでした。「プレステージ」失敗降板のトラウマも、「鶴光の噂(うわさ)のゴールデンアワー」のパーソナリティー・鶴光師匠のお陰で、随分克服できてきたところでしたから、思い切ってオーディションを受けることを決意しました。
一生懸命練習をし、仕上げにY氏からの「波動」を注入!・・・さらにオーディション当日も、電話で「波動」を送ってもらう念の入れようでした。そして、見事合格!
クリスチャンになった今・・・お仕事の依頼を頂いたら、「これは、神様の御心か否か?・・・自分の思いだけでやりたいと思っていないか?」・・・と、聖霊様に祈り、答えを求めます。
しかし、当時の私は完全に自分の思い「自己実現」のみ(笑)!・・・その野望の部分に「闇の敵」は付け入り、自分をもっと礼拝させるべく、「アタッカー合格」という甘い罠を仕掛けてきたのです。そんな私のアタッカー体験は、とんでもなくハードで危険なレポートの連続となったのです!・・・しかし、そこには・・・将来、わが子(神の子)となる娘(私) を守り助ける「御父」の大きな「愛」が働いていたのでした。(つづく)
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