10月15、16日の集中豪雨によって発生した洪水と、続けて同月20日の台風「サリカ」の被害を受けたベトナムの水害区域に、神戸国際支縁機構(KISO)が13日から第1次ボランティアを派遣する。
34人が死亡し、11人が行方不明。洪水によって損壊した家屋は40万戸にも上り、現在も8万人以上が避難を余儀なくされている状態にあるという。特に大きな被害が出ているベトナム北中部クアンビン省のホアン・ダン・クアン書記長は1日、兵庫県庁を訪問。ユネスコの世界遺産に登録されているフエ市より比較にならないほど被害が大きいと、現地の様子を語った。
KISOは、13日から17日まで、団長の岩村義雄牧師と2人の若者ボランティアをベトナムに派遣。現地のNGOと交流を深めながら、主に孤児たちの傾聴ボランティアなど、子どもたちを対象にした支「縁」に当たる。また、兵庫県の井戸敏三知事と神戸市の久元喜造市長の親書をクアンビン省のホアン・ダン・クアン書記長とフエ市のグエン・バン・タン市長に手渡す予定。帰国後の18日(木)には、午後3時から、県民会館7階青少年交流プラザセミナー室(兵庫県神戸市)で、現地の様子を報告する記者会見を開く。
ベトナム緊急救援募金も受け付けている。振込先は下記の通り。ボランティア派遣の詳細・問い合わせは、同機構代表の岩村牧師(〒655-0049 神戸市垂水区狩口台5-1-101、電話:078・782・9697、携帯:070・5045・7127、FAX:078・784・2939、ホームページ)まで。
<ベトナム緊急救援募金振込先>
郵便振替口座:00900-8-58077
受取人:一般社団法人 神戸国際支縁機構
※必ず「ベトナム」と書き添えること。