ルー・ウォーレス
今日の偉人は、ルー・ウォーレス(1827~1905)です。
彼は、南北戦争の際には、北軍将軍として活躍し、後には政治家も務めました。その彼が、書き上げたのが、あの有名な『ベン・ハー』です。
ウォーレスが書き上げた『ベン・ハー』も劇的、波乱万丈、感動的な作品ですが、それよりもウォーレスの人生の方が、劇的で、波乱万丈で、ドラマチックだなと思います。
彼の人生については、ここでは長く書けませんが、キリスト教信者でなかったウォーレスは、友人がキリスト教を批判するのを聞き、自分のキリスト教についての無知を痛感して、キリスト教というものを徹底的に調べました。そこから生まれたものが『ベン・ハー』だったというのです。(『100人の聖書』28ページ参照)
あの『ベン・ハー』の誕生秘話が、これです。ウォーレスが、最初から書きたくて書いた作品ではなかったようですね。また、キリスト教信者だったが故に書けた作品でもないようです。
ウォーレスが、① キリスト教信者でなかった、② 友人のキリスト教批判を聞いた、③ キリスト教についてあまり知識がなかった、④ キリスト教を徹底的に調べた。この4つの条件が見事に重なって、誕生したのが『ベン・ハー』です。
神様というお方は、一つ一つの条件、またタイミングを上手く用いて、大きなものや偉作、不朽の名作をつくられる方です。
皆さんにとって、今日1日に起こる何かが、今日1日に体験するある一瞬が、神様が何かをつくられる条件、タイミングになるのかもしれませんね。そして、皆さんが想像もできない、すごい未来が、今日の一瞬の出来事、今日体験する何かのことから始まるのかもしれません。
今日は期待をもって、あなたの歴史を変える何かが起こるのを楽しみに、外に出ていきせんか?
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