シリア北部アレッポの子どもたちが10月、同都市の反体制派支配地域で何百人もの犠牲者を出している「死の連鎖」を終わらせるため、大規模な祈りの集会に参加する。
アレッポのアルメニア・カトリック教会の指導者、ブトロス・マラヤティ大司教は、バチカンのフィデス通信に、アレッポのキリスト教徒とイスラム教徒の少年少女たちが、死の爆撃を終わらせるために共に祈るために集まると語った。
集会に参加する子どもたちは、世界中の指導者たちにこの大虐殺を終わらせるよう求める請願書に署名し、指印を押すことになっている。
マラヤティ大司教は、「しかし、何よりも彼らは祈るでしょう。彼らは全ての仲間たちのために祈ります。そして私たちは、子どもたちの祈りが私たちの祈り以上に力強いということを信じています」と述べた。
停戦継続の希望が消え失せ、シリアとロシアがアレッポ奪還のために停戦前以上の激しい空爆を開始し、23日には90人以上、24日には100人以上が死亡した。
死亡したり、負傷したりした犠牲者の多くは子どもたちで、がれきに埋もれた子どもたちの亡骸の痛ましい写真が出回った。
シリアの国連大使は25日、アサド政権がアレッポ全体を取り戻すまで攻撃をやめないと述べた。
マラヤティ大司教は、「もし紛争当事者たちが本当にこの醜い争いに終止符を打つことを決断しないなら、さらに血が流されることになるでしょう」と語った。