東洋英和女学院(東京都港区)と東京都港区は2日、地域振興や国際交流などの分野で連携して取り組むことなどを内容とした連携協定を結んだ。締結式は同日、港区役所で行われ、東洋英和女学院から深町正信院長と吾妻國年副院長、池田明史大学学長、港区からは武井雅昭区長と小柳津明副区長らが出席した。
連携事業として、公開講座や講演・シンポジウムの実施などを想定している。10月15日には、東洋英和女学院大学に来年度から新設される「村岡花子記念講座」の開設企画セミナー第1回を開催する。来年1月28日まで5回にわたり、東洋英和女学院の近代を題材にキリスト教学校の在り方を考えていく。
東洋英和女学院は、1884年にカナダ・メソジスト教会(現在のカナダ合同教会)婦人伝道会社から派遣された宣教師ミス・カートメルが、東京都港区にある麻布の鳥居坂に東洋英和女学校を設立して以来、130年以上にわたり一貫したキリスト教女子教育で、さまざまな分野で活躍する多くの女性を送り出してきた。
記念講座の名前を冠する村岡花子は、東洋英和女学院の卒業生で、近年ではNHK連続テレビ小説「花子とアン」の主人公として知られている。