関東学院大学(横浜市)は9日、秋田県との間でUIターン就職促進などを目的とした協定を締結し、同大の金沢八景キャンパスにて締結式を執り行った。同大からは、就職支援センター長の北原武嗣氏、秋田県からは東京事務所長の牧野一彦氏らが出席した。UIターン就職に関する協定は、群馬県、新潟県、栃木県に続いて4例目。
同協定は、同大と秋田県が相互に学生の就職活動を支援し、秋田県内の企業の人材確保や地域経済の活性化を図ることなどを目的としたもの。同協定により、双方の間で相互連携・協力体制を構築し、秋田県出身者を中心とした学生に対してUIターン就職の支援を実施していく。
協定内容は、▽秋田県内企業の情報、生活情報等の周知、▽合同企業説明会等、企業情報提供イベントの開催、▽学生、保護者に対するUIターン情報提供等、▽就職に関わる情報交換および実績把握、▽インターンシップ受け入れ支援、▽その他UIターン促進に関すること、となっている。
同大に在籍する秋田県出身者数は現在、1年生が20人、2年生が16人、3年生が20人、4年生が22人。同大は、「地方自治体との連携を強化することで、地域経済の活性化や学生の就職活動を支援していきます」としている。
秋田県が、首都圏の大学と同様の協定を締結するのは、中央大学、日本大学、専修大学に続いて4例目で、キリスト教主義の大学と協定を結ぶのは今回が初めてとなる。