兵庫県淡路市楠本の自宅に、母親の西岡富三子さん(89)の遺体を放置したとして、富三子さんと同居していた息子の無職・西岡修容疑者(53)が8日、死体遺棄容疑で逮捕された。朝日新聞などが伝えた。
同紙や毎日放送によると、修容疑者が8日午前2時ごろ、同県明石市内から「母親の遺体が気になったが、どうすることもできなくなった」「(自分を)保護してほしい」と110番通報。警察官が修容疑者から事情を聴き、淡路市楠本にある西岡宅を訪れたところ、仏間で下着姿の富三子さんが血を吐いて倒れていたという。
修容疑者は、7月23日に富三子さんの遺体を発見したと話しており、27日ごろに遺体を放置して自宅を立ち去った疑いが持たれている。修容疑者は「母親が自宅で血を吐いて死亡し、そのままにした」(同紙)と話しているという。
富三子さんの遺体には目立った外傷はなく、警察は司法解剖をして死因を調べるとともに、事件の経緯を調べる方針。