福島第一原発事故に関する原発メーカーの責任を追及しようと、被告メーカー側3社(東芝・日立・GE)に損害賠償を求めて提訴していたキリスト教の牧師や神学者・信徒らがつくる「原発メーカー訴訟の会・本人訴訟団」(千葉県船橋市)は、25日に本人訴訟団としての控訴手続きを完了したと、28日にフェイスブックなどで発表した。
同訴訟団は、13日に東京地方裁判所がその訴えを却下し、請求を棄却したのを受けて、東京・霞ヶ関の司法記者クラブで記者団に対し、直ちに控訴する意向を表明するとともに、原発メーカーに対する世界的な不買・投資引き揚げ・制裁(Boycott, Divestment, and Sanction: BDS)運動を展開すると発表していた。
同訴訟団は、法廷内外での原発メーカーへの闘いを呼び掛けている。