茨城県筑西市にある堆肥製造工場で15日正午過ぎ、爆発があり、工場の建物2棟の屋根が吹き飛び、周辺の民家や学校などでも窓ガラスが割れるなどの被害が出た。一方、これまでのところけが人などは報告されていないという。NHKなどが伝えた。
NHKによると、爆発があったのは筑西市寺上野にある農業生産法人「つくば農業生産農事株式会社」の堆肥製造工場。一方、日本テレビは爆発があったのは農業生産法人「セブンファーム」の工場だと伝えている。
NHKによると、工場には当時作業員8人がおり、家畜のふん尿などから作った堆肥を圧縮する作業をしていた。爆発で工場の建物2棟の屋根や外壁が吹き飛び、現場から約1キロ離れたところにある県立明野高校では、校舎の2階と体育館の窓ガラスが少なくとも5枚割れるなどしたという。日本テレビは、周辺の民家でも窓ガラスが割れるなどしたと伝えている。
共同通信によると、屋根や外壁が吹き飛んだのは、工場の作業所と倉庫。
また、この爆発の影響で、筑西市と隣接するつくば市では、一時300戸以上で停電が発生した。NHKによると、停電は午後2時前までにほぼ復旧したという。