警視庁新宿署は、3月下旬に大麻を所持していたとして逮捕された法政大学の水泳部に所属する1年の男子学生(20)に大麻を譲渡したとして、学習院大学の水泳部に所属する1年の男子生徒(18)=東京都目黒区=を大麻取締法違反(譲渡)容疑で逮捕した。TBSなどが12日に伝えた。
TBSによると、学習院大学の学生は、法政大学の学生に大麻約1グラムを、6000円で譲渡した疑いが持たれている。法政大学の学生を逮捕した後の捜査で、水泳仲間である学習院大学の学生が浮上。自宅を家宅捜索したところ、大麻の吸引パイプが見つかったという。
学習院大学の学生は調べに対し、「記憶にないことでまったく知りません」と話し、容疑を否認している。産経新聞によると、2人は米領グアムで育ちで、水泳を通して知り合ったという。
法政大学の学生は今年3月28日、東京都八王子市にある同大水泳部の合宿所で大麻約2グラムを所持していたとして、逮捕されている。その際、「知り合いから譲り受けた」と話し、容疑を認めていた。この学生は、東京・歌舞伎町のカラオケボックスに忘れ物をし、その中に大麻が入っていたことから大麻所持が発覚した。