プロ野球西武の男性職員(30)が今年4月、大麻取締法違反(輸入)容疑で逮捕・起訴されていたことが明らかになった。西武球団が11日発表したと、国内主要メディアが一斉に伝えた。職員は今月6日に保釈され、現在は自宅で待機しているという。一方、西武球団は逮捕された職員の名前は公表していない。朝日新聞などが伝えた。
同紙によると、成田空港の税関で、米国から職員宛に送られた郵便物の中から大麻が見つかり、4月4日に逮捕、同月22日に起訴されていたという。共同通信によると、発表が逮捕から1カ月以上経過してからになったのは、捜査当局からの要請を受けたためだという。
逮捕された職員は今年1月に西武球団に入社。営業部で放映などのメディア部門を担当していたという。
スポーツニッポン紙によると、発表を受け、日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長(58)は、「誠に残念」とコメント。逮捕の事実については、逮捕後に西武側から連絡が入っていたが、西武側が捜査当局からの要請により公表を控えたため、NPBもそれに従ったという。また、西武球団に対する制裁については、職員に対する西武球団の処分を待ち、その後判断するという。