神戸市北区の新名神高速道路で22日午後4時半ごろ、工事中の約120メートルの橋桁(はしげた)が落下し、これまでに少なくとも9人が負傷、うち5人が重傷を負った。時事通信によると、うち1人は心肺停止の状態だという。
NHKや朝日新聞などによると、神戸市北区道場町平田で延伸工事を行っていた新名神高速道路の橋桁が、約20メートル下の国道176号に落下した。落下したのは全長約500メートルの有馬川橋の一部だが、これまでに有馬川橋のどの部分が落下したのかは分からないという。一方、毎日新聞によると、クレーンでつっていた橋脚が落下したとみられているという。
負傷者数については、NHKと毎日新聞は9人が負傷、うち5人が重傷と伝えており、朝日新聞は10人が負傷、うち6人が重傷と伝えている。読売新聞によると、当時、約10人が工事現場で作業しており、負傷したのはいずれも作業員とみられ、1人が心肺停止の状態だという。
この他、橋桁が落下した国道176号を走行していた車が巻き込まれていないか、警察が現場を通行止めにして確認を急いでいる。