【CJC=東京】米大統領選で民主党の候補者指名を争うバーニー・サンダース上院議員(74)がバチカン(ローマ教皇庁)を3月15日訪問、AP通信とのインタビューで、教皇フランシスコと16日朝6時、朝食の際に面会したと明かした。ニューヨーク州の予備選を直後に控え、カトリック信者の票に影響するか注目される。
サンダース氏は15日にバチカンで開かれた教皇庁社会科学アカデミーの社会・経済問題シンポジウムで10分間演説し、「地球上で頂点にいる1パーセントの人々が、その下の99パーセントの人々よりも富を所有している」と警鐘を鳴らした。
AP通信によると、サンダース氏とジェーン夫人は、教皇が住むバチカン内の聖職者用宿泊施設「サンタマルタ」で、教皇と同じフロアに宿泊。翌朝6時に5分間ほど面会したという。早朝の異例の面会は、教皇が同日ギリシャのレスボス島を日帰りでの訪問に出発するため。