【CJC=東京】米大統領選の民主党指名争いに出馬しているバーニー・サンダース上院議員(74)が「バチカンからの招待」で社会と経済問題に関する国際会議に出席すると8日に発表したのに対し、主催者である教皇庁社会科学アカデミーのマーガレット・アーチャー会長が「とてつもない非礼」と非難する異例の事態となった。
アーチャー会長は、会議出席をサンダース氏側から働き掛けてきた、と招待を否定している。
しかし、アカデミー書記のマルセロ・サンチェス=ソロンド司教が3月30日付の書簡で正式にサンダース氏の出席を招待している。「南米エクアドルとボリビアの大統領が参加するので、北米からも権威ある発言者が欲しかった」という。