熊本県を中心とした強い地震で、被災地支援のため派遣された日本国際飢餓対策機構(JIFH)のスタッフが16日、現地入りした。当初は益城町に入る予定だったが、同日未明の大きな地震による混乱で急きょ、熊本市西区ですでに活動を始めている支援者と合流し、食料支援がない被災者に食料を配布した。
現地入りしたJIFHスタッフの吉田知基さんによると、「夕方、熊本市内に到着。熊本ハーベストチャーチの中村陽志牧師と共に、市内の出水南中学校と出水南高校の避難所でパン・アキモトのパンの缶詰800缶(1600食相当)を配布しました。報道が益城町に集中していることもあり、双方の避難所ともまとまった支援物資を受け取ったのは初めてという状況でした。この2日間、クラッカーやまんじゅうを分け合うくらいで、ほとんど何も口にできずに過ごされていました。私が『大阪から持ってこさせていただきました』と伝えると、涙を流しながら喜んでくださいました」という。
緊急募金の振り込みは下記まで。クレジットカードによる募金は、ホームページの準備が整い次第、受付開始となる。
<「熊本大地震緊急募金」振込先>
郵便振替口座:00170-9-68590
受取人:日本国際飢餓対策機構
※「熊本大地震」と明記すること