岩手県釜石市の山崎将也(まさや)市議(39)=無所属=が4日、酒気帯び運転で岩手県警釜石署から検挙されたとして、辞職した。岩手日報などが伝えた。
同紙や河北新報によると、山崎市議は1日午後9時半〜翌2日午前3時ごろ、釜石市内の複数の飲食店で知人と会食し、生ビール2杯、焼酎の水割り5杯以上を飲んだ上で、帰宅するため乗用車を運転したという。
帰宅途中の2日午前3時半ごろ、釜石市野田町の国道283号で縁石に接触する単独事故を起こし、駆け付けた警察官が呼気検査を実施。呼気からは、基準値を超える1リットル当たり0・37ミリグラムのアルコールが検出された。
毎日新聞によると、山崎市議は、市議ではない後輩と会食していたという。また、釜石署は任意捜査中として逮捕していないという。
山崎市議は4日、釜石市役所で記者会見を開き、「自身の未熟さ、軽率さが招いた行為。深く後悔し反省している。議員辞職し責任を取りたい」(岩手日報)などと述べ、謝罪した。一方、定数20の釜石市議会は、山崎市議の辞任により欠員1となるが、規定により繰り上げ当選や市議補選などは行わないという。
河北新報によると、山崎市議は昨年9月の市議選で、2番目に多い1400票を獲得して初当選。釜石市のホームページによると、所属会派は「21世紀の会」で、市議会では民生常任委員会、釜石市議会だより編集特別委員会、東日本大震災復興対策特別委員会を務めていた。