「戦争させない・9条壊すな! 総がかり行動実行委員会」は28日正午から午後5時まで、衆議院第2議員会館前の歩道を中心として、「戦争法制施行に抗議する国会座り込み行動」を行っている。
この行動で正午から行われた集会では、平和運動団体「平和を実現するキリスト者ネット」(キリスト者平和ネット、東京都文京区)などのキリスト者や仏教者などの宗教者、市民団体、労働組合など約400人(主催者発表)が、安全保障関連法が明日施行されるのを前に、「戦争する国絶対反対!」「憲法守れ!」「辺野古に基地は造らせないぞ!」「原発再稼働反対!」「戦争法は絶対廃止!」などと、安倍政権に対する怒りや抗議の声を上げた。
この集会で、同委員会の高田健氏は、今の日本の政治状況について、「新しい戦前だ」と警告した。
キリスト者平和ネットはこの行動の後、午後6時から7時まで、沖縄の普天間基地ゲート前でゴスペルを歌うキリスト者たちと連帯して「首相官邸前でゴスペルを歌う会」(毎月第4月曜日開催、詳細はこちら)を行う。
また、明日29日は午後6時半から同委員会の主催により「戦争法制施行日 国会正門前大集会」が午後7時半まで国会正門前で開かれる予定で、キリスト者平和ネットなど一部のキリスト教団体が参加を予定している。
なお、カトリックや聖公会なども参加している、同委員会による「戦争法の廃止を求める2000万人統一署名」は、19日までに同委員会事務所に集まっただけでも500万人に達したことが報告されている。
自由と民主主義のための学生緊急行動(SEALDs)も28日は午後7時から、29日は午後6時半から国会正門前で「安保法制の施行に反対する国会前抗議」を予定している。