共同通信によると、北海道北斗市の野崎霊園で十字架を引き抜き、写真を撮ってフェイスブックに投稿したとして、無職・門前嶺容疑者(20)=北海道函館市=が13日、礼拝所不敬容疑で逮捕された。
同通信によると、門前容疑者は昨年8月12日、野崎霊園で十字架を引き抜き、その写真をフェイスブックに投稿していたという。ネット上に出回っていた写真を見た人が通報して発覚。門前容疑者は、友人と肝試しに行ってやったとして、「ふざけて抜いた」などと話しているという。
野崎霊園は、北斗市野崎にある墓地面積2万平方メートルの大規模公営霊園。北斗市の観光名所となっている国指定文化財「松前藩戸切地陣屋跡」に隣接しており、北斗市中心部から車で約10分の場所にある。
刑法では第188条で「神祠、仏堂、墓所その他の礼拝所に対し、公然と不敬な行為をする罪」(礼拝所不敬罪)を定めており、違反した場合は、6カ月以下の懲役か禁錮、または10万円以下の罰金を定めている。