水戸市柳河町にある神戸山口組系の暴力団事務所に6日未明、銃弾5発が撃ち込まれた。うち2発は室内に貫通していたが、当時事務所内に人はおらず、けが人はなかった。この事務所では前日5日未明にも、停めてあったトラックに別のトラックが突っ込む事件があり、運転していた山口組系組員が逮捕されている。NHKなどが伝えた。
NHKなどによると、6日午前7時40分ごろ、匿名の男性から発砲があったと通報があり、警察が調べたところ、水戸市柳河町にある神戸山口組系の暴力団事務所の壁や窓ガラスに銃弾5発が撃ち込まれた痕があったという。銃弾は近隣住民の証言などから、6日午前2時ごろに撃ち込まれたとみられている。
この事務所では前日5日未明、停めてあったトラックに、山口組系組員の清沢竜一郎容疑者(40)が運転するトラックが突っ込む事件が発生している。清沢容疑者は突っ込んだ後、逃走していたが、5日午後に「逃げ切れないと思った」として、警察に出頭。器物破損容疑で逮捕されている。
警察は6日午前、この事件を受け、清沢容疑者が所属する水戸市内の暴力団事務所を捜索。山口組分裂に伴う抗争とみて調べを進めるとともに、警戒を強めている。