三重県津市愛宕町にある指定暴力団「山口組」系の事務所に5日早朝、車が突っ込んでいるのをパトロール中の警察が発見した。警察は、山口組と山口組から昨年分裂した新組織「神戸山口組」の抗争に絡む事件の可能性もあるとして、捜査をしている。複数の国内メディアが伝えた。
読売新聞によると、パトロール中の警察が5日午前4時20分ごろ、津市愛宕町にある山口組系事務所の1階シャッターに、軽乗用車がバックで突っ込んでいるのを発見した。この車は、約1時間前に津市内のコンビニの駐車場で盗まれたもので、発見時はエンジンがかかったままだったという。
毎日新聞によると、車は新聞配達をしていた60代の女性が、エンジンをかけたままコンビニの駐車場に停め、店内に入ったところ、盗まれたものだという。コンビニは、事務所の北約1・5キロの場所にあり、警察が捜していたという。
車が事務所に突っ込んだ当時、事務所内には人はいなく、けが人はなかった。朝日新聞によると、この事務所は、山口組幹部の出身母体の暴力団のもので、この暴力団の構成員は10人前後だという。