大阪労災病院(大阪府堺市)の40代の男性臨床検査技師が、流産した胎児の写真をツイッターに投稿していたことが明らかになった。大阪労災病院が25日発表したと、国内各紙が伝えた。
毎日新聞によると、この技師は、胎児の検査をする前の昼休みに、私用のスマートフォンで流産した胎児の写真を撮影。翌日夜、コメントを添えて写真3枚をツイッターに投稿していたという。個人を特定できるような記述はなかったが、産経新聞によると、ツイッターには問題の写真の他に、性的な文言が多数書き込まれていたという。
両紙によると、1997年に採用されたこの技師は、2年前に臓器などを検査する病理室に配属され、この頃からツイッターを始めたという。今月15日に外部から連絡があり、技師の顔写真がツイッターの投稿にあったことから判明したという。
読売新聞によると、大阪労災病院はツイッターのアカウントを既に閉鎖させ、技師を別の部署に異動させたという。病院側は、技師の普段の勤務態度には問題がなかったとしているが、病院の信頼を傷つけたとして、処分を検討している。
技師は「命として生まれ出ることのなかった赤ちゃんがいると問題提起したかった」(毎日)とする一方、「軽率な行動をとり、申し訳ない。深く反省している」(産経)などと話しているという。胎児の母親には既に謝罪しているという。