女子中学生2人を誘拐したとして、埼玉県警は15日、無職・小原田一真さん(22)=三重県亀山市=を未成年者誘拐容疑で逮捕した。小原田容疑者は女子中学生2人を、埼玉県から自宅のある亀山市まで車に乗せて連れて行ったという。埼玉新聞などが伝えた。
同紙によると、小原田容疑者と女子中学生2人は、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で知り合ったという。「三重にでも行こうか」などと2人を誘い、14日夕〜15日午後10時すぎまで、埼玉県内から亀山市まで自分の車に乗せて誘拐した疑いが持たれている。
産経新聞によると、誘拐されたのは埼玉県内と東京都内に住む10代の女子中学生で、14日は小原田容疑者と埼玉県内のカラオケボックスなどで遊んでいたという。同日夜、埼玉県内在住の女子中学生の父親が、「娘が帰ってこない」と警察に通報。SNSの履歴などから小原田容疑者が浮上した。
TBSによると、警戒中だった警官が、15日午前10時ごろ、亀山市内を走行していた小原田容疑者の車を発見。女子中学生2人を保護した。小原田容疑者は、「自分の車で三重県まで連れてきたことは間違いない」(TBS)と話し、容疑を認めている。
埼玉県から亀山市までは400キロ以上の距離がある。