栃木県下野(しもつけ)市石橋で11日午前7時40分ごろ、火事が発生した。火事があったのは木造3階建ての大森勇さん(60)方で、約4時間後に鎮火したが全焼した。また、隣接する別の家にも燃え移り、一部が焼けた。大森さん方の焼け跡からは、3人の遺体が見つかった。国内各紙が伝えた。
朝日新聞によると、大森さんは父(90)、母(89)、妻(52)、長女(27)、長男(24)との6人暮らしで、このうち母、妻、長女の3人と連絡が取れないことから、遺体は3人のものとみられている。共同通信によると、母は寝たきりだったという。
大森さんは煙を吸うなどの軽傷で、父にはけがはなかった。同通信によると、大森さんと長男は、3階から飛び降りて逃げ、この際、長男は骨盤を骨折する重傷を負った。燃え移った隣の家の住人にはけが人はなかった。
FNNによると、1階のリビング部分が激しく燃えており、1階が火元の可能性が高いという。
現場は、JR東北線・石橋駅から西に約200メートルの住宅街。