台湾最大のプロテスタント教派である台湾基督長老教会(PCT)副総幹事のビクター・ワン・チ・シュウ博士は6日、台南の近くで起きたマグニチュード6・4の地震について、「皆さんのご心配やお祈りに感謝したい」と述べた。台湾教会公報の英語電子版が同日に同副総幹事からの手紙として伝えた。
同日朝にジュネーブへの短い旅から帰ってきたシュウ氏はその手紙の中で、「この地震は台湾で9日間の旧正月のお祝いが始まったときに起きたため、台湾の何百万人もの人たちの旅の計画に混乱が起きている」と説明。「当局は今も被害を調査中です」と付け加えた。
シュウ氏によると、今のところ、高速鉄道が台中市でお昼まで運休となっていて、台北からの全線はさらにお知らせがあるまで運休となったという。そして、大多数の人たちがバスを使わなければならず、高速道路で混雑が起きているという。
「台南周辺では何千人もの人々に飲用水がありません」とシュウ氏は述べ、死者数はまだ分からないとしつつも、「正午ごろ、テレビは死者7人と報じた」と伝えた。
「どうか私たちのために祈り続けてください」とシュウ氏は訴えつつ、「皆さんの深い憂慮に、あらためて感謝いたします」と結んだ。