北海道と青森県で14日午後0時25分ごろ、最大震度5弱の揺れを観測する地震が発生した。地震の規模を示すマグニチュード(M)は推定6・7。気象庁は「この地震により、日本の沿岸では若干の海面変動があるかもしれませんが、被害の心配はありません」としている。
地震を受け、気象庁は「緊急地震速報」を発表。発表によると、震源地は北海道南部の浦河沖(北緯42・0度、東経142・8度)で、震源の深さは50キロ。
青森県では、11日にも震度5弱の揺れを観測する地震が発生している。ただしこの時の地震は、震源地が青森県三八上北地方(北緯40・4度、東経141・3度)で震源の深さは約10キロと、今回の地震とは震源が異なる。
気象庁の発表によると、今回の地震で震度5弱を観測したのは、北海道では函館市泊町、同市新浜町、新冠町北星町、浦河町潮見、同町築地、様似町栄町、青森県では東通村砂子又沢内。この他、北海道と青森県では、札幌市や青森市を含む広い地域で震度1〜4の揺れを観測した。
また、岩手県でも震度1〜4の揺れを観測し、宮城、山形の両県では震度1〜3、秋田、福島、茨城、埼玉、新潟、群馬、千葉、東京の各都県では震度1〜2の揺れを観測した。