福島県田村市船引町の農業・根本幹雄さん(65)の住宅で28日未明、火事があり、焼け跡から2人の遺体が発見された。警察は遺体が同居する根本さんの両親のものとみて調べている。毎日新聞などが伝えた。
同紙などによると、火事があったのは離れの木造平屋建ての住宅で、掘りごたつや布団が激しく燃えていたことから、掘りごたつが火元の可能性が高いという。この住宅には、根本さんの父親の登さん(91)と母親の明(あき)さん(86)が住んでおり、共に連絡が取れないことから、警察は遺体が根本さんの両親のものとみて調べている。
根本さんは妻と両親との4人暮らしで、根本さん夫妻は避難して無事だった。現場は農村集落にあり、JR磐越東線・船引駅から約5キロの場所。田村市は、福島県の中通り中部にある市で、あぶくま洞で有名。