今年10月、大阪市住之江区の路上にコンクリート製のブロックを置き、ブロックに衝突した原付きバイクの男性が死亡した事件で、大阪府警住之江署は17日、中学2年の少年(13)=同市=を、傷害致死の非行で補導し、児童相談所に送致した。時事通信などが伝えた。
同通信によると、少年は10月22日午後11時35分〜23日午前0時ごろ、直径約30センチ、高さ約12センチ、重さ約16キロの円柱形のコンクリート製ブロックを同区北島の路上に置き、原付きバイクに乗っていた中山貢治さん(51)=同区=を転倒させた疑いが持たれている。
毎日新聞によると、中山さんは約30メートル投げ飛ばされ、頭を骨折。意識不明の重体で病院に運ばれたが、11月7日に死亡した。
ブロックは、看板のポールなどを支える土台で、近くの歩道に以前から置かれていたという。ブロックから抜かれたポールが現場近くの植え込みで見つかり、ポールからは少年の指紋が検出された。
少年は容疑を認め、「事故が起きて大騒ぎになるのが見たかった。誰かが死ぬとは思わなかった。今は謝りたい」(同紙)と話しているという。