10月末に38歳で亡くなった声優の松来未祐(本名・松木美愛子)さんが、治療が難しい慢性活動性EBウイルス感染症だったと、所属事務所81プロデュースが松来さんのブログで発表した。同じ病気の人が一人でも多く早期発見によって助かってほしいという遺族の意向で公表を決めたという。
81プロデュースによると、松来さんは体調不良が続き検査を重ねてきたが、原因が分からないまま、6月30日に急性肺炎で緊急入院。精密検査の結果、治療が難しい慢性活動性EBウイルス感染症であることが分かったという。
9月4日には一時退院が認められたが、同18日に再入院。10月27日に慢性活動性EBウイルス感染症によって発病した悪性リンパ腫で亡くなったという。
松来さんの両親は、「娘の闘病生活については頭が下がるほど立派でした。ただ、ただ、仕事に復帰したい一念だったと思います。亡くなる直前まで意識はあったようで、言葉を発することはできませんでしたが、こちらの問いかけにはコックリと頷(うなず)いていました。声優仲間の他ご縁のあった方々からの多大なご協力、ご支援、ご厚情に親として驚くとともに感謝に堪えません。また、これまで長い間松来未祐を応援してくださった多くのファンの皆様、本当にありがとうございました」とコメントした。