「2015ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞とトップテンが1日、発表された。年間大賞には、訪日外国人が大量に商品を購入する「爆買い」と、今季プロ野球でソフトバクの柳田悠岐選手(27)と、ヤクルトの山田哲人選手(23)が達成した「トリプルスリー」(打率3割、塁打30本、盗塁30以上)の2つが選ばれた。トリプルスリーの受賞者は各選手で、爆買いの受賞者は、国内最大の免税事業を展開するラオックス社長の羅怡文氏(52)。
トップテンには、▼アベ政治を許さない(受賞者:澤地久枝=敬称略、以下同じ)、▼安心して下さい、穿(は)いてますよ。(とにかく明るい安村)、▼一億総活躍社会(安倍晋三)、▼エンブレム(東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会)、▼五郎丸(ポーズ)(五郎丸歩)、▼ SEALDs(奥田愛基)、▼ドローン(野波健蔵)、▼まいにち、修造!(松岡修造)が選ばれた。
ユーキャン新語・流行語大賞は、この1年間に発生したさまざまな言葉から、軽妙に世相を衝(つ)いた表現とニュアンスをもって、広く大衆の目・口・耳をにぎわせた新語・流行語を選ぶ賞。1984年に始まり、毎年12月上旬に発表される。
読者審査員のアンケートを参考に、『現代用語の基礎知識』編集部がノミネート語を選出。選考委員会によってトップテン、年間大賞が選ばれる。
選考委員は、姜尚中(東京大学名誉教授)、俵万智(歌人)、鳥越俊太郎(ジャーナリスト)、室井滋(女優・エッセイスト)、やくみつる(漫画家)、箭内道彦(クリエイティブ・ディレクター)、清水均(『現代用語の基礎知識』編集長)。