【CJC=東京】イスラエル・ヘブライ大学の発掘チームが2日、聖書「列王記下」に登場するユダヤの王ヒゼキヤの直筆とみられる王印を、エルサレム旧市街のシルワン地区にある古代のごみ捨て場で発見した。1センチ弱の長さの粘土に書かれたもので、古代ヘブライ文字と、二つの翼を持つ太陽が刻まれているという。
ユダ王国のヒゼキヤ王の統治は紀元前700年ごろ。エルサレムを大都市に作り上げることに貢献し、偶像を撤去したことで知られる。
ヘブライ大学のエイラト・マザル氏は「イスラエルまたはユダヤの王の王印が科学的な考古学の発掘で発見されるのは初めて」と述べている。