「福音」とは「良い知らせ(good news)」
ある朝のことです。
厨房から外へ出ようとすると、こんな小鳥が・・・
思わず「えっ?どうしたの?」と声をかけると、首をかしげるだけ。
飛び立とうとしません。
どうやら、生まれてからまだ日が浅いようです。
そして、またある朝。
また外へ出ようと、厨房の戸を開けると・・・
今度はこんな鮮やかな鳥が。
思わず、ハジメ父さんを呼んで見てもらうと、
「カケスだ」
きれいでした。
またまたびっくりです。
今回は声をかけると・・・
すぐ近くの木に飛んで行き、
「ギャー!ギャー!」とすごい鳴き声。
姿とは似つかない声でした。
こんな不思議な出来事が続きました。
何かを知らせに来てくれたのでしょうか・・・。
今年も届きました
いつも、いろいろと持って来てくれる
宇都宮のブルーベリーオーナーさん。
秋にはいつも、「これで今年も最後だな」
と、シクラメンを持って来てくれます。
お日さまがたっぷり当たるところに、ということで、
レストランのエントランスに飾りました。
初雪です
先月下旬に、いきなり降りました。
それまでは暖かい日が続いていましたが、北海道で11月にこれだけの積雪は数十年ぶり、というニュースを聞いていたら、その次の朝、こちらもドカンと来ました。
でも、ご覧のような水分の多い重たい雪。トマトのハウス屋根のビニールにも積もって、重たそうです。
最後の農作業
そんな中、今年も最後の農作業。白小豆の「おたな」、脱穀です。
今年は11月の後半になってから雨やくもりが続き、畑での脱穀が無理ということで、ビニールハウスの中に、刈り取った白小豆をトラックに積んで運び込み、晴れの日を待ちました。
レストランの終了を待つように、まさに次の日から晴れが2日続いたため、やっと脱穀!
ハウスの中で、そのままトラクターで踏みます。
白小豆が殻からよく落ちるように、何度も何度も踏みます。
よく落ちたところで、ふるいにかけて殻を取り除きます。
ここで、登場するのがこの年代ものの「トーミ」。
これで、さらにゴミと豆とに振るい分けます。そして選別機にかけて仕上げです。
こうして、2日に選別機にかけることができました。
米袋に21袋。今年はよく採れました。
選別機というのは、10月に「虎や」の本社に予約しておかなければ使用することはできません。希望者多数なので、早い者順になります。ですから、それまでにどうしても作業を間に合わせなければなりません。
「虎や」本店は、今年は改装のため休業だそうです。
とにかく農業はお天気にとても左右されます。
いつも心配と祈りの日々です。
今年も大きな被害も無く、なんとか無事に守られました。
そんな私たちに、きっとあの小鳥たちが伝えに来てくれたのですね。
「あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。
神があなたがたのことを心配してくださるからです」(Ⅰペテロ5:7)
◇
星野敦子(ほしの・あつこ)
1955年栃木県宇都宮市生まれ。父の転勤により、東京、山形を経て再び東京へ。最終的には吉祥寺に落ち着く。趣味のスキーが縁で、夫と知り合い、83年に群馬県片品村に嫁ぐ。夫が農家なので、全くの未経験だったが、一緒に農業を始める。義父からの経営委譲をきっかけに、それまでの出荷型の農業から、直売型に転換し、87年頃から、リンゴ狩り直売を始め、約10年かけて農地を約8000坪に集約し、その中に94年には農家民宿、2000年には農家レストランを建設。4年前からは、レストランの料理も担当。
2005年、東京の上馬キリスト教会の渡辺牧師により、受洗。夫もクリスチャン。上馬キリスト教会片品伝道所として、現在に至る。