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ようこそ!みのり農場へ

ようこそ!みのり農場へ(23)暖冬です 星野敦子

2015年12月26日22時12分 コラムニスト : 星野敦子
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暖冬です

ようこそ!みのり農場へ(23) 星野敦子
ようこそ!みのり農場へ(23) 星野敦子

12月も残りわずか。もうすぐ新年というのに、全く雪がありません。周囲の山々にも白いものが見えません。

今まででも、暖冬と言われながら、今ごろになるとさすがに積雪がありました。今年は様子が違います。気温も高いです。エルニーニョ現象ということ。エルニーニョとは男の子という意味だそうですが、ペルー沖の海水の温度がいつもより高いと、その周りに吹く風が違った方向に吹くために、さまざまな異常気象の現象が起きるらしいです。

今年は、さらに1度から1・5度高いそうです。その典型がこの暖冬。生活するには楽ですが、経済的には心配の種です。

片品村のような中山間地域は、特に目立った産業も無く、この雪に基づいたスキー産業に頼らざるを得ません。現在の状況では、オープンできているスキー場は7カ所中2カ所のみ。それもほんの一部に積雪があるだけ。降雪機で降らしている上に、根雪が全く無いので、少しでも気温が上がったり、雨が降ったりすれば、すぐに溶けてしまいます。

でも、暖冬の時には大雪になりやすいとも言われています。それはそれで大変ですが・・・。なんとか雪が降ってほしいです。

ようこそ!みのり農場へ(23) 星野敦子

白あずき、拾い始めました。今年の粒はいつもより、大きくそろっています。先日も、選別が終わっているものの検査がありましたが、初めて「特等」になりました。

また冬仕事として、地道にやっていきたいと思います。

米粉用の米

ようこそ!みのり農場へ(23) 星野敦子

米粉用の米の精米がやっと終わり、製粉で出すことができました。今年は大変でした。というのも、国の経営所得安定対策の中の米政策で、新規需要米(米粉)の取り組みとして、数年前から申請をして交付金を受けているものです。

もともとは、自家用で作っている米の有効利用ということで、10年ほど前から米粉に取り組んでいるわけですが、パン用の粉に製粉してもらうために依頼している製粉会社では、大型の専用機械を使用しているため、最低のロットが決まっています。それが白米で500キロということで、この米袋で18袋ほどとなります(1袋が30キロですから、約9俵)。

それには、もみから白米にしてもらう精米代と、ここから製粉会社(新潟)に送る運賃と、さらに製粉代とで7~8万円かかります。ちょうどそれをまかなうくらいの交付金が出るのでとても助かるわけなのです。

ところが昨年から、玄米の検査が導入され、3等までに認定されないと、その交付金が削られるという制度が新たに導入されました。その検査の内容をよく把握していなかったために、今年はとても苦しめられました。なぜなら、同じ田んぼの中の一部で、餅米を少し栽培していたわけですが、うるちの玄米の中に餅米が混入してしまい、それで検査がクリアできなかったのです。とてもおいしい自家製のお餅ができて喜んでいたのですが、とんだ結果になってしまいました。

私たちの場合は、米粉にしてパンとして利用するので、多少混じっていてもあまり影響はないと思われますが、同じように供出用としてうるち米の検査を受けていた方も何人かクリアできなかったようです。結構高齢の方たちで、うなだれて帰って行ったということです。

ここらの米農家もかなり高齢化が進み、また規制も厳しくなってきているので、ますます辞めていく人たちが増えています。等外になると、1俵千円などと驚きの価格となってしまうようです。これでは、とても生活していけません。

国の農政は、大規模農家に有利な政策ばかりで、私たちも含め零細の小規模農家はどんどん先細りになっていくばかりです。TPPの経済効果がどうの、消費税の軽減税率がどうのと言われていますが、自国の食材は自国でまかなうのが基本ではないでしょうか。そのためには、末端で頑張っている農家を支えるべきだと思います。

『ギリシャ語の響き』

ようこそ!みのり農場へ(23) 星野敦子

片品村伝道所の渡辺俊彦牧師が最近出版された本です(発行元:イーグレープ)。その中から。

「賛美」

音楽には、人々を癒やし、明日への活力を与える治癒的効果があることが知られていますが、決定的な違いは、賛美は教会の音楽であり、神をたたえ、神の恵みに応答する歌であるといいます。

賛美は、聖書を読むのとはまた違った感覚で、御言葉が体の中に入ってくるような気がします。

「キリストの言葉があなたがたの内に豊かに宿るようにしなさい。知恵を尽くして互いに教え、諭し合い、詩篇と賛美と霊的な歌により、感謝して心から神をほめたたえなさい」(コロサイ3章16節)

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◇

星野敦子

星野敦子(ほしの・あつこ)

1955年栃木県宇都宮市生まれ。父の転勤により、東京、山形を経て再び東京へ。最終的には吉祥寺に落ち着く。趣味のスキーが縁で、夫と知り合い、83年に群馬県片品村に嫁ぐ。夫が農家なので、全くの未経験だったが、一緒に農業を始める。義父からの経営委譲をきっかけに、それまでの出荷型の農業から、直売型に転換し、87年頃から、リンゴ狩り直売を始め、約10年かけて農地を約8000坪に集約し、その中に94年には農家民宿、2000年には農家レストランを建設。4年前からは、レストランの料理も担当。

2005年、東京の上馬キリスト教会の渡辺牧師により、受洗。夫もクリスチャン。上馬キリスト教会片品伝道所として、現在に至る。

■ 「ようこそ!みのり農場へ」ホームページ

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:星野敦子
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