なぜキリスト教でなければならないのか、他の宗教でもかまわないではないか。
各自の信教の自由がありますから、どの宗教でないといけないということは無論ありません。「蓼(たで)食う虫も好き好き」といいますから、自分の好みによって選んでください。その選んだ宗教によって安心して、喜んで、希望を持って生きられるなら結構です。
ただし、後になって、「単に気休めでしかなかった」とか、「財産をつぎ込んで失敗した」とか、「こんなはずではなかった」という結果にならぬよう、慎重に選んでください。特に、オウム真理教のように危険なことをするもの、統一協会のように違法なことをさせるもの、エホバの証人〔ものみの塔〕のようにマインド・コントロールにかけ、家庭破壊をし、野外奉仕で一生を棒に振るものなどはよくよく注意をしましょう。
最後に、ほかの宗教では、天国に行けず、永遠のいのちにあずかれないということです。これは保証付きです。「死んでそれっきりでいい」(言いにくいことですが、)「地獄へ行こうとどうなろうとかまわない」。そういう方はキリスト教でなくて十分結構です。
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正木弥(まさき・や)
1943年生まれ。香川県高松市出身。京都大学卒。17歳で信仰、40歳で召命を受け、48歳で公務員を辞め、単立恵みの森キリスト教会牧師となる。現在、アイオーンキリスト教会を開拓中。著書に『ザグロスの高原を行く』『創造論と進化論 〜覚え書〜 古い地球説から』『仏教に魂を託せるか』『ものみの塔の新世界訳聖書は改ざん聖書』(ビブリア書房)など。
【正木弥著書】
『なにゆえキリストの道なのか 〜ぶしつけな240の質問に答える〜 増補版』
『仏教に魂を託せるか 〜その全体像から見た問題点〜 改訂版』
『ザグロスの高原を行く イザヤによるクル王の遺産』(イーグレープ)