東京都福生市のマンションで12日、顔の皮膚を剥ぎ取られた男性の変死体が見つかった事件で、遺体がこの部屋に住む土田芳(よし)さん(38)だと判明した。一方、土田さんが養子縁組をして同居していた男性(28)とはこれまでもトラブルがあったという。また、土田さんの職場の同僚は「男と男で結婚できないわけでしょ。だから養子縁組したみたいです」などと話している。日本テレビなどが伝えた。
事件があったのは福生駅から北東に約500メートルの住宅街にあるマンションの一室。12日夕方、同居人の28歳の男性が変死体を発見し、通報した。28歳の男性はこの日の早朝に帰宅して寝ていたが、「起きたら死んでいた」などと説明しているという。
報道によると、土田さんは、顔の全ての皮膚が剥ぎ取られ、血だらけの状態で、頭にはポリ袋がかぶせられていた。遺体自体は布団に包まれ、顔以外は目立った外傷はないという。皮膚は鋭利な刃物で剥ぎ取られたとみられているが、皮膚自体は現場から見つかっていない。普段着姿で、発見されたときには、死後半日程度が経過していたとみられるという。
テレビ朝日によると、8月には、土田さんが28歳の男性の首を絞めたとして、警察が出動する出来事があり、最近では口論する姿がたびたび目撃されていたという。