任天堂は13日、独自で配信している広報動画「Nintendo Direct」で、人気ソフト「ポケットモンスター(略称:ポケモン)」(赤・緑・青・ピカチュウ)のニンテンドー3DS用バーチャルコンソール版を発表した。各4タイトルは、来年2月27日に配信される。
約20年前に任天堂が発売した超人気ゲームソフトであるポケモンを、当時を思い出しながら楽しめるよう、また初めてプレーするユーザーも当時のゲームをそのまま体験できるよう、なるべく当時の仕様を再現しているという。特に、他のユーザーとポケモンの交換や対戦ができることが特徴的だったため、当時は通信ケーブルを使用していたが、バーチャルコンソール版では特別に3DSのワイヤレス通信でポケモンの交換や対戦が可能となっている。
配信日の2月27日は、シリーズで最も初めに発売された「ポケットモンスター赤」と「ポケットモンスター緑」の発売日(1996年2月27日)に合わせた。
ダウンロード版で配信され、価格は1111円(税別)。さらに、当時のパッケージを再現した箱に、専用ダウンロードカード、カートリッジ型マグネット、取り扱い説明書風シール、タウンマップがセットになった「専用ダウンロードカード特別版」も同日、1389円(税別)で発売される。
さらに、任天堂はこの日、ポケモン関係では新しい3DS用ソフトとして、「ポケモンピクロス」を発表した。ポケモンを題材にしたパズルゲーム「ピクロス」で、今年12月上旬配信予定。ダウンロードは無料。
バーチャルコンソールとは、過去のゲーム機で発売されたゲームソフトを、3DSやWiiといった最新のゲーム機で再現したもの。