中日ドラゴンズの森野将彦内野手(37)が12日、球団側と契約更改交渉を行い、今シーズンの年棒1億7500万円から20%ダウンの年棒1億4000万円でサインした。森野は今シーズン、開幕3戦目で右手親指を骨折して2カ月以上離脱し、復帰後も調子が悪く、出場試合数は82試合にとどまった。また、本塁打は2001年以来となる0本だった。国内のスポーツ各紙が伝えた。
森野の今シーズンの成績は、82試合出場で54安打、本塁打なし、10打点、打率2割6分2厘だった。昨シーズンは、141試合出場で146安打、本塁打12本、打点は86打点とチーム最多で、打率は2割8分8厘だった。
契約更改交渉は、中日の本拠地球場であるナゴヤ球場に隣接する選手寮で行なわれた。スポーツ報知紙によると、交渉後の記者会見で森野は、今シーズンの成績から減額制限いっぱいの40%減を覚悟しており、西山和夫球団代表(66)に「もう少し下げてもいいですよ」と話したという。
日刊スポーツ紙によると、森野は「今年は全べてがダメ。もう1度自分を見つめ直し、もう1度成長しないといけない」と、来シーズンへ向けた思いを語った。
森野は、2014年から2年契約の年棒変動制で中日と契約している。東海大学付属相模高校(神奈川県相模原市)卒業後、1996年にドラフト2位で中日に入団し、その後現在まで中日に所属。