プロ野球・読売ジャイアンツ(巨人)の福田聡志投手(32)の野球賭博の調査の過程で、さらに巨人の笠原将生(しょうき)投手(24)と松本竜也投手(22)も野球賭博に関与していたことが明らかになった。福田聡志投手の野球賭博を調査してきた日本プロフェッショナル野球組織(NPB)の調査委員会が21日、中間報告として発表した。国内主要紙が報じた。
読売新聞によると、笠原将生投手は税理士法人勤務の知人男性とプロ野球の約10試合で賭けをしたほか、この知人男性らと高校野球を対象にした賭け、賭け麻雀、バカラ賭博などをしていたという。笠原将生投手はさらに、別の飲食店経営者の知人ともプロ野球の10〜20試合で賭けをし、同じく高校野球を対象にした賭けや賭け麻雀、賭けゴルフなどをしていた。
一方、松本竜也投手は、笠原将生投手を介して、飲食店経営者とプロ野球10数試合を対象に賭けをしていた。
3投手とも、野球協約180条の「賭博行為の禁止及び暴力団員等との交際禁止」に違反するとし、1年または無期の失格処分となる見通し。調査委員会は最終報告を1カ月以内に出す予定。
報道によると、福田聡志投手については、巨人戦で賭けをしていた、笠原将生、松本竜也の両投手においては、巨人戦を対象にした賭けはなかったという。また、八百長の共謀なども今のところ見つかっていない。