東名高速道路を走行中の車に、大量の生卵を投げ付け車を破損させたとして、神奈川県警松田署は10日、暴力行為等処罰法違反と器物損壊の両容疑で近くに住む高校3年の男子生徒(18)=同県秦野市=を逮捕した。同じ容疑で会社員の兄(21)も逮捕し、現場にいた別の少年2人(17、18)も書類送検する方針。国内メディアが伝えた。
報道によると、4人は9月20日午後10時ごろ、同県大井町の東名高速道路に架かる橋の上から、生卵約300個を投げ付け、走行中の車を傷付けた疑いが持たれている。卵が当たり被害を受けた車は41台に上り、中にはフロントガラスが割れる被害もあった。さらに、同日未明にも現場近くで生卵200個が投げ付けられ、車13台が被害を受けた。
NHKによると、兄弟は生卵約500個をスーパーで万引きするなどして用意し、そのほとんどを車に投げ付けたという。警察の調べに対し、「ドライバーのびっくりした顔を見るのが楽しかった」(NHK)、「ふざけ半分でやった」(テレビ朝日)などと話し、容疑を認めている。