北海道警察砂川署に勤務する50代の警察官が二日酔いの状態で出勤していた可能性があるとして、道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で道警が捜査していることが、9日までに分かった。砂川署が管轄する砂川市では6月、飲酒運転の車が猛スピードで赤信号を無視し、別の車に衝突。衝突された車に乗っていた一家5人のうち4人が死亡、1人が重傷を負う事故があったばかり。北海道新聞などが伝えた。
同紙によると、酒気帯び運転の容疑が持たれているのは砂川署に勤務する50代の男性巡査部長。10月31日夜に飲酒し、翌11月1日朝に自家用車を運転して出勤した。しかし、周囲が酒臭いことに気付き、呼気検査を実施したところ、基準値を上回るアルコールが検出されたという。
道路交通法では、酒気帯び運転をした場合、3年以下の懲役または50万円以下の罰金の刑罰を定めている。さらに、アルコールが呼気1リットル当たり0・15〜0・25ミリグラム検出された場合は、違反点数13点(免許停止90日)となり、0・25ミリグラム以上の検出では、違反点数25点(免許取消、欠格期間2年)となる。
同紙によると、道警は調査中だとし詳細を一切公表していない。