【CJC=東京】同性愛者だと公言したポーランド出身のカトリック聖職者、クシシュトフ・ハラムサ神父(43)について、同国北部ペルプリン教区の司教は21日、聖職者としての資格を剥奪すると発表した。今後、ミサや洗礼などができなくなる。AFP=時事通信が報じた。
バチカン(ローマ教皇庁)で教義問題を担当する教理省職員だったハラムサ神父は、世界代表司教会議直前の今月3日、同性パートナーと共にローマで記者会見、自身が同性愛者だと公表した。バチカンはハラムサ神父を解雇した。
ペルプリン教区司教は声明で、「ハラムサ神父に振る舞いを改める意思がなく、今後もカトリック聖職者としての行動規範を守らないことが示された」として、聖職者の資格剥奪を表明した。ただ破門はされず、「行い次第で懲罰は取り消される」と説明している。