「わがたましいよ。主をほめたたえよ。私のうちにあるすべてのものよ。聖なる御名をほめたたえよ。わがたましいよ。主をほめたたえよ。主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。主は、あなたのすべての咎(とが)を赦(ゆる)し、あなたのすべての病をいやし、あなたのいのちを穴から贖(あがな)い、あなたに、恵みとあわれみとの冠をかぶらせ、あなたの一生を良いもので満たされる。あなたの若さは、鷲のように、新しくなる」(詩篇103:1~5)
2015年も早くも秋を迎えましたが、クリスチャンである自分の生き方をその都度選び取って恵みの秋を歩んでまいりましょう。
最近最も関心を持たれた安全保障関連法については、決め方のプロセスにおいてもデモにおいても、暴力的であったり、暴言を吐いたりする様子をニュースで見るにつけ、もう少し成熟した対応があったのではないかと考えさせられました。
にっちもさっちもいかなくなったとき、あなたはどうしますか? クリスチャンにはクリスチャンらしい生き方や信仰を持つ者の具体的な物事の進め方が、主にあって備えられているのです。だからこそ、あなたの人生はさらに豊かになっていくのです。クリスチャンであるのとそうでないのとでは、人生の生き方が随分違ってくることを意識しておきたいと思います。癒やしの力を頂いて元気な秋の日々を歩むために、信仰を神に喜ばれる方法で働かせましょう。
1. 主をほめたたえ、感謝する人生
世の中には、怒りや不満を人にぶつけ、愚痴、失望感を味わう人生もあるでしょう。しかし私たちクリスチャンは、主をほめたたえ、賛美と感謝のある日々を歩んでいこうではありませんか!
この詩篇の作者が、まず神を賛美し、高らかに叫んでいるように、今日癒やしを求めて祈るにあたって、私たちもそれが起こる前に主をほめたたえ賛美し感謝しようではありませんか。私たちは、信仰を持って信仰によって歩んでいるのです。ですから、この世の人々と同じような、物事の結果を見て感謝するという後追いの感謝ではなく、それが起こる前から神をほめたたえ、賛美し、感謝することを自らの生き様として選び取る者でありたいと思います。
2. 恵み深い神様が共におられる人生
祝福を与え、常に私たちの味方であり、必要な恵みを満たしてくださる「恵みの神」が共におられるのが、クリスチャンの人生です。恵まれることが自然であり、祝福されることも基本です。
詩篇の作者は、「神を信じると、私たちの人生には必ず良い事がいくつも起こるのだから、その恵みを忘れてはいけない。主はあなたの罪、咎を赦し、病を癒やし、人生の挫折、命のピンチから助け出してくださり、人生の中に神からの祝福と豊かな愛、憐れみによる素敵な御業がいくつも与えられている。気が付けば、神を信じて歩む私たちの人生には、生涯を通して良い物がいっぱい与えられる。確かに年はとっていくだろうが私たちの若々しさはなくならない」と語っています。私たちの信じている神は「恵みの神」です。この世に遣わされたイエス・キリストを通して御子がご自分の命を十字架の上でささげるところまでして、とことん徹底的に私たちを愛してくださり恵んでくださる。どんなに罪や悪の力が強くても、神の愛と恵みはそれ以上なのです! 「恵みの神」が常に共におられる人生は最高の人生になるのです。
インド伝道でも「恵みの神」が働かれ、神のご計画が形となって実現しています。また「癒やし主」である神が、多くの奇跡もなしてくださいました! インドの地だけでなく、私たちも今日癒やされ、神の恵みにあずかろうではありませんか!
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万代栄嗣(まんだい・えいじ)
松山福音センターの牧師として、全国各地、そして海外へと飛び回る多忙な毎日。そのなかでも宗教を超えた各種講演を積極的に行っている。国内では松山を中心に、福岡、鹿児島、東京、神戸、広島、高松にて主任牧師として活動中。キリスト教界のなかでも、新進気鋭の牧師・伝道者として、注目の的。各種講演会では、牧師としての人間観、ノイローゼのカウンセリングの経験、留学体験などを土台に、真に満足できる生き方の秘訣について、大胆に語り続けている。講演内容も、自己啓発、生きがい論、目標設定、人間関係など多岐にわたる。
また、自らがリーダー、そしてボーカルを務める『がんばるばんど』の活動を通し、人生に対する前向きで積極的な姿勢を歌によって伝え続け、幅広い年齢層に支持されている。
国外では、インド、東南アジア、ブラジル等を中心に伝道活動や、神学校の教師として活躍している。