日本初のクリスチャンロック専門レーベル「Calling Records」が、先月に設立された。日本にクリスチャンロックを定着させ、次の世代につなげていきたいという思いを抱く、5つのバンドが集まった。8月8日(土)には、下北沢 VoiceFactory(東京都世田谷区)で、レーベル初めてのイベントが開催され、コンピレーションアルバム第一弾『Calling from you vol.1』も発売される予定だ。
何があってもキレイゴトを歌い続ける「CLOD」、どん底から立ち上がるためのメッセージを歌う「ソルフェイ」、日本初のクリスチャンヘビーメタルを名乗る本格的なハードロック・ヘビーメタルバンド「Imari Tones」、愛と希望を示し続ける千葉発のバンド「Indicator」、正統派へビーメタルに影響を受ける「熱きリョウ with Jesus Mode」。ライブハウスを中心に活動し、十字架の愛を叫び続けているこれら5つのバンド。そのうち、オオハラシンイチさん(ソルフェイ)、三木ヒロキさん(CLOD)、ナカミネタカヒロさん(Imari Tones)の3人が中心となって、「Calling Records」は生み出された。
このレーベルには、「二つの耕す思い」が込められているという。一つは、日本の霊的な土壌を耕すことができるように。日本人の心に御言葉の種が蒔かれたとき、芽を出し、成長し、たくさんの収穫が得られる地になるようにとの願いが込められている。もう一つは、日本ではまだ認知されていないクリスチャンロックというジャンルが根付くように。その同じ思いを共有し、荒れた地を耕すための鋭く重い鍬(くわ)を持った5つの「主にある」バンドがこの時代に集められた。「ダビデは、主の前で、力の限り踊った」(Ⅱサムエル6:14)の御言葉の下、主に仕え、感謝をもって全身で賛美する者の集まりが、このレーベルだという。
レーベル設立に当たって、各バンドからコメントが届いた。
■ 三木ヒロキ(CLOD)
このタイミングで「Calling Records」ができたことは決して偶然ではありません。神様が時を備えてくださっていたことを感謝するとともに、僕らに与えられた使命を全うしたいと心から願っています。この日本に Japanese Christian Rock というカテゴリーを根付かせ、日本のロックシーンに風穴を開けたいと本気で考えています。ROCK FOR JESUS!!
■ オオハラシンイチ (ソルフェイ)
このレーベルを作ってみて、神様は本当に不思議なことをすると思ったよ。クリスチャン人口1%程度のこの国で、ロックバンドなんていう日本のクリスチャン・ミュージックの中で主流ではない連中を、同じ地方に5つも作ってたんだから。去年くらいからこの5つが関わり出して、お互い思ったんじゃないかな、「こんなバンドいたのっ!?」ってね。なんにせよ、そんな俺たちは「神様によって」集められた。だから神様に期待している。俺たち自身には何の力もないからね。今から神様がロックの尖った鍬でもって、霊的な荒野をバリバリ耕すんだ。福音の種が芽を出し、途中で枯れず、たくさんの収穫を得るために。俺たちはそのために集められた。
■ ナカミネタカヒロ(Imari Tones)
ロックとは、神が人に与え賜(たま)うた精神の解放、そして神こそは岩。私は、ロックのサウンド、そしてギターリフで命を生み出し、また未来を作っていけると信じています。この「Calling Records」の活動が、日本が新しく生まれ変わる礎(いしずえ)となるよう祈ります。We are defenders of the faith!
■ あかし(Indicator)
それぞれの場所で、それぞれの形で活動していた僕たちが、今こうして一緒になって動き始めているのを感じる。僕たちはただ音楽が好きだから続けてるんじゃない。人の思いを越えた神様の声に、僕たちはただ応答していくために集められたんだ。「僕たちにできることで、僕たちに鳴らせる音で」。こうして共に祈り合い、励まし合えるチームを計画し、集めてくださった神様に感謝します。
■ 熱きリョウ(熱きリョウ with Jesus Mode)
さまざまな時代の中で、生かされていることを常に問う。感謝の気持ちとおのおのの心の声は、光と共に存在する。心の解放を求めるとき、われわれのサウンドがさらなる光を与えられるよう羽ばたき続けます。最後に、関わりのある全ての方に感謝致します。
「Calling Records」の詳細・問い合わせは、ホームページまで。