親や友人、社会などの「こうあるべき!」「こうあってはいけない!」などの物差しに合わせて、いつしか背伸びをするようになっていないでしょうか。人の評価ばかりを気にして生きていたら、一時も心が休まりません。
あなたの周りにいる人の多くは、あなたを肯定したり、ほめたり、評価するためには生きていません。自分のモノサシを引っ張り出してはあなたにあてがい、「短い」だの、「長い」だのと言っているにすぎません。そのモノサシは、気分や雰囲気、利害によって目盛りの尺度が変わります。そのモノサシはまるで伸びたり縮んだりするゴムのようなもので作られています。
背伸びしてまでも、ほめられようとしなくていいのです。自分を見失わないでください。代わりに、あなたを造られた神様のモノサシで自分を見てください。それが本当のあなた自身です。あなたは神の最高傑作であり、神はあなたをご自分の瞳の中に入れても痛くないほど愛しておられます。
ただ、神から背を向け、神との関係が壊れているならば、神のモノサシはあなたを「罪人(つみびと)」と断定します。実は、人はみんな罪人であり、罪の結果、死とあらゆる不幸がやってきているのです。
しかし、神はご自分のモノサシをあなたにあてがって、「だからあなたはダメなんだ!」とおっしゃるのではありません。神は「そのあなたを愛しているよ」と語られます。
神の一人子イエス・キリストは、あなたを罪から救い出すために、クリスマスにこの地上に来られました。そして、あなたの罪と死を背負って十字架にかかって死なれ、墓の中に葬られ、3日目によみがえられました。
このお方を信じて受け入れるならば、新しく生まれ変わることができます。もう、人のモノサシに合わせて背伸びして生きる必要はありません。人のモノサシは人を苦しめるか、傲慢(ごうまん)にさせるか、劣等感に落ち込ませるか、背伸びをさせます。
神のモノサシは人を解放し、謙遜にさせ、自由にし、ありのままでのびのび輝いて生きさせます。
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菅野直基(かんの・なおき)
1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッション等、地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での讃美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式等、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。
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