1965年に大阪府八尾市で宣教を始め、大阪、奈良、東京、三重、山口と各地を開拓し、教会を建て続けてきたグレース宣教会。その宣教50周年を記念する式典が16日、宣教開始の地、八尾市で開かれた。会場の八尾市文化会館プリズムホールには、国内外からの来賓や教会関係者ら約1300人が参加し、これまでの50年の恵みを神に感謝し、新たな50年を歩む決意を再確認した。
グレース宣教会代表の堀内顕牧師は式典で、「グレース宣教会が50年かけて立証しようとした、神様を信じて生きる人生は真の人生なのだということをぜひ知ってください。そしてお一人お一人が、神様に愛されるだけでなく、神様が創られた隣人をこよなく愛していく、喜びにあふれた豊かな人生を営んでいくことができることを確信してください」と語った。
グレース宣教会は複数会堂によるチーム牧会を続け、現在の会堂数は24に上る。次期50年には、さらに300会堂の開設をビジョンとして掲げている。堀内牧師は、「神様が再びイエス・キリストを、王の王としてこの世界にお遣わしくださるその日を待ち望みながら、私どもの人生が許される間、この地上において神の愛を証しさせていただきたい」と述べた。
式典では、八尾市の田中誠太市長とビリー・グラハム伝道協会(BGEA)アジア地区代表のチャド・ハモンド氏が祝辞を述べたほか、フランクリン・グラハム氏、ウィル・グラハム氏による祝辞のビデオメッセージも放映された。
式典の冒頭には、日本国際飢餓対策機構親善大使でピアニストの小堀英郎氏、サックスとピアノの三重奏団「トリオ・セラ」の村尾恵一・厚貴子、井上麻子の3氏が賛美をささげた。グレース宣教会所属のグレース大聖堂聖歌隊、シオン児童合唱団による賛美やゴスペルミニストリーS.C.A代表の山本真一郎氏リードによるゴスペルクワイアの演奏も披露された。